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2019年3月15日 (金)

第四ステージ(Be Persistent)

Difficultが二つ並んでいて、今日は確かに最も大変なPersistent(拘り)の一日になった。
昨夜は雨が降った。テントを打つ雨音で目覚めると、遠くから轟音が響いてきていた。

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どうやら、沢山の牛が一斉に鳴きだして、それが轟音の様に響いてくるらしい。

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雨の少ないこの時期、あるいは牛にとって、草を育む雨は天恵なのかも知れない。

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その雨も一時で止んだ様だが、明日の天気を気にしながらの眠りとなった。

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6;00ヘッドライトの光で身支度をし、テントの外に出ると、そこには一面の星が降っていた。

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今日のレースの始まりは、雨で濡れた牧草地を抜けて、草原から山に登ることから始まった。

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先ずは461mから幾つもの川を越え、1518mまで一気に登るのである。

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次第に標高が上がってくると、眼下にWanakaの湖が少しずつ広がって見えてくる。

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しかし山は延々と登っていて、遙か彼方のピークに着くには、4時間と少しを要しただろうか。

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そのピークを過ぎてやれやれと思った時、目の前の景色は突然一変した。

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ピークの先は、奈落の底を覗き込むかのような断崖絶壁で、1000mも下の谷底が真下に見えた。

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コースは、何とその断崖絶壁の縁をぶら下がるように続いているのである。

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一瞬息を飲んだがここで引き返す訳にはいかない。それに、みんな渡って行ったのだろう。

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しかし、降りるにも横に行くにしても足場がないのである。下は、目もくらむような絶壁であった。

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これが日本ならロープや鎖が渡してあって、こんな所を人が通る何で決して許されないはずだ。

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しかしながら、ここは須く自己責任の国、落ちて死のうが誰の責任でもないのである。

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確かチェックインの時、「仮に事故があっても、全て自分の責任とする」にサインさせられていたことを思い出した。
それにしても、こんなにデンジャラスな登山以上の登山があるとは、知る由もなかった。

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それに足を置く岩は5cmもない微かなもので、しがみつく岩とて無いのである。
足を滑らせれば間違いなく絶命たが、それを何とか(15分程要して)切り抜けた。

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一安心の筈だが、その後もズルズルと滑り落ちる足場が続いて、生きた心地がしなかった。

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やがて尾根の登りになって、その尾根を登り切ると、何という凄い景色だろうか、そこにはWanakaの全景をを見渡す絶景が広がっていた。

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コース設計者は、これを見せたい為に敢えてこの危険なコースを設定したのだろう。

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それにしても、山と谷がコバルト色の湖を抱きかかえ、この地の創造主が思いのままに造り上げたとでも言っているような。

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それはどんなに美しい絵画であっても、こんな景色の前には破り捨てられてしまうだろう。

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そこにはWanakaからだろうか、ピクニックの男女が何組も登ってきていて、そこは最大のビューポイントだった。

しかし、景色を眺めるのもそこそこに、この山を下らなければならない。

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遙かな眼下(8.5k先)にCP3が見えたのだが、そこに辿り着くのには1時間余かかっていた。
さてもこの日は、16:10枯れ草が生い茂る絶景のベースキャンプに入った。

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今回のレースは、死にそうに怖い目に遭ったが、これで半ばを消化したのである。

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