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2019年3月13日 (水)

第二ステージ(Be Willing ??)

Difficultを含むこの日のコースは、そう・・・確かに凄い一日になった。
最初の10kは、ブドウやサクランボの畑を横目に、Kawarau川に沿って登っていく。

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早朝の澄んだ空気とも相俟って、独特の河岸段丘の景色が美しく、昨日とは様変わりの快適さだった。
それが11kのチェックポイントを過ぎると一変し、何処までも限りなく続く登りになった。
ハゲ山だから遙か彼方を登っていく仲間の姿が、その峰沿いに点々と見える。Img_2564

「あそこまで行けば、きっとピークだろう。」何度そう思ったことだろうか。

しかしピークと思ったその曲り角に辿り着くと、遙か彼方の向こうに次のピークが続いていた。Img_2565

この日の最高地点は標高1,342mだから、約1,000m登れば良いのだが、それが限りなく遠いのだ。
思えばこの国には、1,000mから2,000mの山は無数にあって、それがみんな連なっているんだから、トレイルコースなど幾らでも出来るのである。Img_2566
それでも二時間ほど登って、やっとCPに到着し谷に向かってコースは続いていた。
やれやれこれで山は終わりとホットしたのも束の間、谷底に降りてみると、コースフラッグは別の山に向かって続いていた。
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その山をかなり登って、今度は中腹の道なき道を進んでいく。
ススキの様な草の株が行く手を塞ぎ、棘のある草もあちこちから突き出している。
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左側は深い崖になっていて、誰も居ない山中をたった一人で進むだけでも心細い。
「アッ」と叫んだかどうか、草の株に足を取られたのか足首を捻って転んだ。
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その瞬間、バックパックの重さに引きずられて、崖にズリ落ちしてしまった。
無意識に枯れ草をつかんでいて、辛うじて体は谷底に滑り落ちずに済んでいた。Img_2570
右足首に猛烈な痛みがあって、草にぶら下がって暫く痛みの引くのを待っていた。
やがてソロリと体を引き上げ、足のかかる岩を探していた。Img_2571

どうやら足は大丈夫で動くようだ。少しずつ這い上って、復帰できたのである。
このコースは設計者の思いのまま、かなりトリッキーに造られているようだ。
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いや設計者が意地悪と言うよりも、このありのままの二次的な自然が、設計者をして面白くさせようとするらしい。
コースフラッグを見通して自分の道筋を見極めないと、たちまち行く手を棘の木で遮られたり、湿地に入り込んでしまったりもする。Img_2573

このトリッキーな山のコースは、何時果てるのだろうかと、正に根比べである。
山を下りて湿地帯の端に沿っ進みて、やがて谷に降りた。
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道は途中で途切れ、どうやら川を渡る他なさそうである。
氷河の溶け出した冷たい水に靴を濡らして渡りきると、そこには次の山が立ち塞がるように待っていた。
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「もう、堪忍してくれよ」と呟きながら、黙々と登る他に選択肢はなかった。

18時近く、山頂のクロカンロッジ近くに設けられたテントサイトに着いた。

ひどく冷たい風が吹いていた。
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空は雲で覆われ、夜には雨になるかも知れないという。

着られるもの全てを着て、早々に寝袋に潜り込んだ。

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大会事務局は、この日もゴールリミットを21時まで繰り延べした。凄いコースだった。

テントの外では、寒さに震えながらゴールしてくるランナーを出迎えの歓声が続いていた。

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目をつぶっても眠れないし、それに、暑いのか寒いのかそれさえも定かでなくなった。

この日、テントメイトのリン(オーストラリア)とリー(中国)がリタイアした。

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