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2019年3月12日 (火)

第一ステージ(Moderate?)

昨夜のテントサイトは、ワナカの街から700m程登った山(標高1,072m)に設けられていた。
枯れ草の上は羊の糞が一杯で、この一夏を羊達が過ごした所だと容易に知ることが出来る。

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ニュージの山々にはほとんど樹がないが、それはキュプテンクック上陸以降の数百年で、白人と羊があらかたハゲ山にしてしまったからである。

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而して野や山に残されているのは、羊の食べない棘の有る木や草だけだ。
ともあれ私達は、その無数にある羊たちが作り上げた山や谷を走るのである。

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この日の最も高い山は1,214mだったが、大会のコースノートには丘(hills)と表現されていた。 

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寒い夜が明けて8時(明るくなり始めたばかり)、180人余が枯れ草を踏み分けながらスタートしていく。
直ぐに次の山の登りに入って、その急な登り下りが幾つも続いている。

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ハーハーと息は上がり、これは大変な山岳レースだと気付くのに時間は掛からなかった。

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最初の10kで二時間半も費やしてしまったが、やがてwater raceと呼ばれる水路沿いの道を進む。
道と言っても道など有るはずも無く、先に通ったランナーの足跡を辿るだけで、それも草が邪魔するし泥濘みも多い。

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水路は、その昔ゴールドラッシュを起因として造られたようで、20kにも渡って続いている。

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その山の中腹を等高線上に沿って流れる川を時に跨ぎ、ジャブジャブと入ったりしながら、「もう堪忍してくれ」と言う頃になって、今度は深い谷底に降りていく。
とにかく給水ポイントまでの10k余が、とてつもなく遠いのである。

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しかも背中の10kg余の荷物は肩や腰に食い込むし、この山岳42kは半端ではない。

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「これは、砂漠レースよりも、はるかに大変だ」と思い始めていた。

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それでも18時近くなって、かなり疲れて麓のキャンプサイトに入ることが出来た。
傍らを流れる小さな疎水で体を洗い、ついでに来ている物もザブザブと汗を流した。

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羊の糞尿が一杯なんだろうが、そんなことに構っては居られなかったのである。

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この日、門限の20時を過ぎてもかなり多くのランナーが帰ってきていなかった。
やがて大会事務局は、(かつて無いことだが)門限を一時間延長すると発表した。

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20時前後にゴールしたチーム参加の日本人(ハッピー)は、最初の一日にして目に涙を浮かべていた。

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今日のコースはModerete(ほどほど)と表現されていて、明日のDifficultは一体どうなるのかみんなで心配し合っていた。過酷なレースになるのは間違いなさそうだ。

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