自己を本位に
元号というのは不思議な物で、改めて「平成の30年」と言われると、自分自身の30年を考えさせられる。
昭和と平成を画するもの、私にとってそれは平成2年8月のバブル崩壊だと思っている。
あれ以降は経済の低迷と共に生き方も代わって、失われたウン十年になった。
勿論私のライフスタイルもかなり(人生を見つめ直す意味で)変わって、結果的にラッキーだったと思っている。
イケイケドンドンと浮かれていた昭和の経済成長があって、平成は(物から心などと言われたが)その熟成のために必要だったのだ。
その平成の前半二十年は停滞期、後の10年が次の時代を模索する期間だった(と思う)。
そして明日からは「令和」となるが、令和は雨と共に始まる。
つまり、零和であって零から新しい(麗しい)時代が始まるのではないかと感じている。
長寿高齢化や発展途上国の台頭も当たり前になって、改めて個々人の生き方を充実させる時代だね。
職業(金儲け)もそれなりに大切だが、それよりももっと自分の人生を充実させるのが大切な時代。
自分ってヤツを見つめながら、自分のために何が出来るかって追求する時代じゃなかろうか。
もっとも隠居の身分の私なぞは、とっくに自己を本位にした毎日なんだが・・・・。
昨夜、小浜から帰りの電車の中で、隣に座っていた女性から「〇〇先生」と呼ばれて驚いた。
私は失念していたが以前の職場関係の方で、「年甲斐もなく、道楽三昧で・・」と言うと、
「先生は、何時も若々しいですわよ」と必ずしも世辞ではなくおっしゃる。
かなり気を良くしたのだが、明日からの令和の時代は、歳は関係なく一人一人が輝く時代にしたい物だと思った。
最近のコメント