言葉の妙
聖書に「初めに言葉ありき」とあるように、人間は言葉の動物だ。
その人の人品は、どんな言葉をどんな風に使うかで、全て見通すことが出来るだろう。
軽薄の最たるものだが自分の自慢をしたがる増上慢、他人の悪口をもっぱらとする口悪人間、
実はねぇ~とナンショ話が好きな人、それにやたら捨て台詞ってのも、やはり品性に問題がありだ。
それに最近流行の放言癖ってのも、やはりその人の知性を疑わせることになる。
桜田某大臣も本当は「復興は最も大事だが、それを進めるには某さんがいてこそだ。」って言いたかったんでしょ。
それをつづめて「復興よりも、某さんが大事」って言っちゃった。
気持は分かるが、この社会の常識として、口に出しちゃならないことが沢山ある。
それは人間関係の基礎だし、自分の気持をどう表現するかは、人間力そのものだと思う。
かく言う私も「あぁ~、あんなこと言わなきゃ良かった。」ってことが何度もあって、
その度に言葉の恐ろしさにたじろいだし、夜中にうなされたことすらあった。
私達はずっと言葉を学んできた訳だが、その使い方の妙は中々にして難しい。
それを(如何に生かすか)模索しながら、毎日生活してるんじゃなかろうか。
まだまだ言葉は未熟で、(ブドウを)食べることに興味はあっても、その成長過程なんて関心は無い。
それが成長と共に、何時の間にか「あぁ、そうなんだ」ってなっていく。
人間関係ってのは、本当のところは言葉にしなきゃ分からないんだよね。
| 固定リンク
コメント