白州の森
腰の痛みに耐えかねて目が覚めると、外は強い風と雨であった。
その雨の中、やはり街頭に立ったのだが、遂に子供は一人も来なかった。
学校が休みになった訳ではなく、親が車でみい~んな送っていったのである。
私は濡れそぼって子供達を待ったのだが・・・長靴に半分ほど水が溜まった頃、その重さに耐えかねて引き揚げた。
レースから二日が経過したのに、やはり相当のダメージを残している。(完走していたら、更に重傷だったろう)
だが三日間も留守にしていたのだから、ブドウの管理作業は溜まっているし、ずっと動き続ける他ない。
ところで野辺山からの帰り、今回は甲州街道を下って白州町のサントリーウイスキー博物館に寄ってきた。
八ヶ岳山麓の一角に八ヶ岳の花崗岩からしみ出す豊かな水を使って、ウイスキーやミネラルウオーターの工場がある。
この白州では水は無尽蔵の資源だし、それに新緑の自然林も美しくて、暫しの癒やしの時を過ごした。
過度な運動をした後は、適宜のならしをしないと体が固まってしまうので、この程度の立ったり歩いたりは心地よいリハビリだ。
ウイスキー博物館なのに、見学したのは天然水の工場で・・・実は近年ではウイスキーは貴重になっている。
ハイボールブームに加えて、日本ウイスキーの評価が高まって、慢性的な品薄だという。
ウイスキー工場に来てウイスキーが買えないのかと思ったが、何とか「白州」を一本ゲットした。
ともあれ、広大な自然林の中にたたずむ蒸留所を訪れたなら、その味を知りたくなるのも自然というもの。
この白州の森には、そんな雰囲気が漂っていた。
| 固定リンク
コメント