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2019年5月10日 (金)

薫風と共に

今この頃が、一年で最も心地よく過ごせる季節ではなかろうか。

早朝の一時(朝飯前)、緑茂るブドウ棚の下に入って、蔓の誘引と種無しにするための作業をする。Img_3155

朝食と立哨を済ませてから山に向かい、新緑が折り重なるようにトンネルを作っている緑道を走る。

この時期の緑は明るく輝いていて、自ずと気持を軽やかにしてくれる。Img_3156

午後はいつものように農作業で、今日は堆肥をタップリと入れたオクラの植床を作った。

緑の増えた畑には害虫もやってきて、今日一日だけで十数頭のウリハムシを捕殺した。Img_3158

彼らはもっぱらウリ類の葉を食べるのだが、満腹時には大根葉の緑の中に隠れている。

その彼らの習性を知ってから、効率よく羽虫の数を減らせるようになった。Img_3159

ともあれ、新たな緑は自然界の諸々を勢いづかせてくれるのである。Img_3161

宋の詩人欧陽修の七言絶句「豊楽亭遊春」には、次のように歌われている。

 緑樹交加山鳥啼(緑樹 交ごも加わる 山鳥の啼)

 晴風蕩漾落花飛(晴風 蕩ようして 落花 飛ぶ)

 鳥歌花舞太守酔(鳥歌い 花舞いて 太守 酔う)

 明日酒醒春已帰(明日 酒醒むれば 春 已に帰らん)Img_3164

「緑樹が鮮やかに重なって、山鳥が啼く。爽やかな風に花落ち水緩む。その中で私は酔うてござる。

だが明日、酔いが醒めれば、春はもう去っているのかも知れない。」Img_3165

・・・そう、私も春に酔ってばかりでは居られないのである。

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