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2019年5月22日 (水)

かつての景色

過去など振り返ったって、そこには唯思い出があるだけ、そう決め込んできた。

私の生きた時代がそうであったように、私も前だけを見つめて突き進んできたような気がする。Img_3196

自分に何が出来るか・・常に何かを達成することを目指してきた。

それは仕事であったり、スポーツだったり、家の事だったりもした。Img_3197

その他の諸々のことも含め、目標とした大抵のことを八割方は達成したと思っている。

やり残したこともあるにはあるが、それは人生をやり直すので無い限り不可能なことだ。Img_3199

そして今、自分のこれから目指すべきものは何かと考えても、かつてのような達成点は見いだせない。

地域への自分なりの貢献、より良いブドウを育てること、農園を闊達に面白くすること・・・程度だ。

これは自然体で出来ることで、殊更の目標でも何でも無かろう。Img_3202

ウルトラマラソンにしても、100kレースを年間7レースも走り続けてきた。

しかし、例え年に一レースにしたとしても、それを完遂するには相当の困難を覚悟しなければならない。Img_3205

かつて何の苦もなく出来たことが、今では容易に達成出来なくなっているのだ。

先日の八ヶ岳野辺山だって、60k通過が7時間20分だったから、10年前なら余裕の完走だっただろう。

だけどそこまでが精一杯で、結果として(死ぬ気で)完走を目指さなくて良かったと思っている。Img_3206

そしてむしろ、過去に十六回もこの難路を走り抜いたことを誇りに思うべきだと思った。

今回で23回目になる訳だから、雷雨の中を走り抜けたり、凍える寒さに耐えたり、無数の思い出がある。Img_3210

そして70歳を過ぎて、その思い出の道を71k辿っただけで、それはもう良しとすべきなのだ。

人は前を見て突き進むのも大切だが、時にはかつての景色を思い起こし、それを味わうのも良しとすべきだ。

 

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