雨の湖畔
山中湖畔は、予報通り朝から冷たい雨である。
コテージで軽い朝食を戴くと共に皆でお弁当(お結び)をつくり、8時前から宿を飛び出していた。
昨夜幾分飲み過ぎたのか体がかなり重いが、出来れば山中湖と河口湖をぐるりと回るつもりであった。
淡々と山中湖畔を7kほど走り、右に折れて河口湖に向かったのだが、途中で忍野八海に立ち寄ることにした。
古き良き時代の日本の村でもある雨の忍野村は、やはり外国人で賑わっていた。
その地底からこんこんと湧き出す泉を覗き込み、暫しの富士の自然を味わっていた。
そこから誤ったと言おうか、忍野から山を越えて12時近く、やっと辿り着いたのが富士吉田の東端で、河口湖は遙かに先であった。
止む無く138号線を引き返すことにし、山中湖をぐるっと回って14時半過ぎに宿に着いた。
湖面には大白鳥が浮かび、水上スキーを楽しむ若者達もいたが、流石に月曜で静かである。
その雨の湖畔を、私達だけがのんびりと走っている。
富士北麓は、幾分のレトロな風情を残しつつ、圧等的な富士の存在感の元に息づいている。
その富士山は裾野の一部を見せただけであったが、・・・北麓は麗しい。
こう言う一日の過ごし方もあるのだ。
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