風雪に耐えて
智満寺の十本杉(現在は7本)の圧倒的な存在感を前にすると、長く立派に生きることは大変なことだと思う。
樹齢は恐らく先年に近いだろうし、何故彼らだけが残ったのかも知られていない。
その智満寺の裏山に登って驚いたのは、昨年と景色が一変していたことである。
杉の大木が大量に倒れて道を塞ぎ、私達は迂回路を登ったのである。
昨年の台風によるものらしく、直径1mくらいの大木がいとも簡単に倒されていた。
その中で傲然と聳えてビクともしなかったのが、7本の巨木である。
それは千年も生きている間には、巨大な台風だって幾たびも襲っただろうし、様々な風雪を経ている筈だ。
今日は、そんな納得というか、自然の生業を感じて帰ってきたのである。
今朝、島田駅に集まったのは8人で、小雨模様の中を智満寺に向けて走り始めていた。
数キロ北に進むと丁仏山道に入るのだが、この智満寺まで一丁(100m)毎にお地蔵さんが鎮座している。
そのキチンと手入れの行き届いたお地蔵さんを横目に走り、もうその入り口からして霊験を感じさせるお寺に入る。
頼朝も帰依したと言うから随分古い訳だが、現在の社殿は家康の寄進と伝えられている。
ともあれ、その智満寺から150mほど登ったところに、風雪に耐えた巨大杉が聳えている。
私達は、そこからどうだん平らに出て、更に南の柏原へ、これを下って新東名沿いに高倉山へ。
かなり疲れたが、湯に浸かって懇親会の頃にはすっかり元気になっていた。
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コメント
個人的に山登りしていますが、皆さんの報告を見ると楽しそ~。
また、入れてもらいます。
投稿: 村田厚子 | 2019年6月10日 (月) 19時00分
もう、随分お会いしていませんね。是非、元気で走り、そして語りましょう。人生は、自分で楽しまない限り、誰も楽しませてくれないんだから!
山草人
投稿: 山草人 | 2019年6月11日 (火) 06時51分